映画・ドラマを「早送り」でしか見られない若者たちの「将来」

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脚本家も仰天
20代の半数が「経験あり」だって

いつでも好きな作品を定額で見られるのだから、豊かな時代になったのだろう。だが、その豊かさが感動や幸せを呼ぶとは限らない。何かに追われるように「倍速視聴」する若者たちの実態に迫る。

一生かけても見切れない

 日本映画の最初の興行が行われたのは、1899年、東京歌舞伎座でのこと。『銀座街』『浅草仲見世』といった町の風景や『松づくし五枚扇』などの踊りを撮影した作品に、観客たちは目を見張った。



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