滝久雄［ぐるなび会長］という「令和の政商」［短期集中連載］第2回「鉄道業界の怪人」の子に生まれて
| 経済 | 2021.06.09 |
楽天・日本郵政の提携から
GoTo疑惑まで、
あらゆる問題に顔を出す男の正体
高さ120ｍの高層ビルの一角に「日本交通文化協会」の事務所は置かれている。地味な名称とは裏腹に、多くの鉄道業界の重鎮たちが名を連ねている。その原点は、滝の父・冨士太郎の代まで遡る。
森 功（ノンフィクション作家）
GoTo疑惑まで、
あらゆる問題に顔を出す男の正体
高さ120ｍの高層ビルの一角に「日本交通文化協会」の事務所は置かれている。地味な名称とは裏腹に、多くの鉄道業界の重鎮たちが名を連ねている。その原点は、滝の父・冨士太郎の代まで遡る。
森 功（ノンフィクション作家）
前回までのあらすじ／「ぐるなび」の創業者である滝久雄。楽天と日本郵政の提携など、様々な場面に顔を出す滝と菅義偉総理は昵懇の間柄と言われる。2人の付き合いは、菅がまだ横浜市議時代からのものだった。
力の源泉は「鉄道人脈」
東京・有楽町にある東京宝塚ビルのなかに「日本交通文化協会」（以下、交通文化協会）という古い公益財団法人がある。設立は終戦から3年経た1948（昭和23）年9月30日。もとは三菱地所の新国際ビルにあったが、10年ほど前に移転した。
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