週現『熱討スタジアム』第398回 三國連太郎の映画『飢餓海峡』を語ろう 今週のディープ・ピープル 八名信夫×川本三郎×円広志
芸能 | 2021.05.23 |
内田吐夢監督の大作は
『罪と罰』を凌駕した
どうしようもない貧しさと飢え。そこから抜け出すために犯罪に手を染めた男。「罪」とは一体なんなのか。極限状態に置かれた人間の姿を描いた珠玉の映画。
『罪と罰』を凌駕した
どうしようもない貧しさと飢え。そこから抜け出すために犯罪に手を染めた男。「罪」とは一体なんなのか。極限状態に置かれた人間の姿を描いた珠玉の映画。
高倉健から伴淳まで
川本:『飢餓海峡』が公開されたのは'65年。私は大学1年生でした。水上勉原作の社会派ミステリーを気鋭の映画監督・内田吐夢が映像化したというので、すぐ劇場に足を運びました。この作品は3時間3分の大作ですが、一切だれることがない。その緊張感に打ちのめされました。
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