週現『熱討スタジアム』第395回 夏目雅子の映画『鬼龍院花子の生涯』を語ろう 今週のディープ・ピープル 仲代達矢×岩下志麻×春日太一

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なめたらいかんぜよ!
土佐の極道を取り巻く女たちの愛憎劇

五社英雄がすべてを懸けて臨んだ監督復帰第一作。女性たちの目線から極道の一家の興亡を描いた名作は、なぜ人々の心を摑んだのか。物語の見所を振り返る。

なぜこのタイトル?

春日:『鬼龍院花子の生涯』('82年公開、以下『鬼龍院』)は、宮尾登美子さんの同名小説を原作として、土佐の極道である鬼龍院政五郎、通称「鬼政」の一家の興亡を描いた映画です。

 鬼政役の仲代さんとその妻・歌を演じた岩下さんの熱演はもちろん、鬼政の養女・松恵を演じた夏目雅子さんの台詞「なめたらいかんぜよ!」が大いに話題になりました。



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