ご説、ごもっとも――新聞が読まれなくなった理由

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男女格差を是正せよ、
中国は高圧外交をやめろ、
民主主義の価値を大切に、
官僚接待は許されない・・・・・・

新聞の発行部数は、この3年で700万部も減少した。自分たちのことを棚に上げながら、理想論ばかりのご高説を垂れるメディアに耳を傾ける読者はもはや絶滅危惧種だ。「社会の公器」の最期は近い。

天に唾して

〈総務省接待問題 なれ合い生んだ可能性ないか〉

 3月16日、読売は、東北新社とNTTによる官僚接待を憂う社説を出した。〈公務員が利害関係を持つ企業から接待を受ければ、なれ合いや癒着が疑われかねない〉〈接待攻勢で行政が歪(ゆが)められていないかどうかが焦点だったが、十分な解明に至らなかったのは残念だ〉と総務省の対応を非難している。



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