[大特集 ご存知ですか? 「いのちと食」の大問題]/[第2部]日本のニワトリの悲劇
社会 | 2021.03.07 |
食べるのは仕方がない、
でも知っておきませんか
劣悪な状況でタマゴを次々産まされ、「廃鶏」となると餌も水も与えられず放置される。最後には加工食品として食べられるその一生について
でも知っておきませんか
劣悪な状況でタマゴを次々産まされ、「廃鶏」となると餌も水も与えられず放置される。最後には加工食品として食べられるその一生について
「私が勤務していたブロイラー鶏専門の養鶏場では、一つの鶏舎に約4万~5万羽の鶏がいました。ブロイラーは肉用鶏なので、ケージ(鳥かご)飼いではなく、地面の上で『平飼い』で飼育されていました。
しかし、平らで広々とした場所で鶏が自由に歩き回っているわけではありません。窓がない『ウインドレス』と呼ばれる鶏舎の中で、1㎡あたり16~17羽の鶏がすし詰めにされていました。どのぐらい密集しているかというと、常に満員電車の中にいるような状態です。鶏たちは生まれてから出荷されるまで、餌を食べるのも、寝るのも、ずっとその状態で過ごすのです」
しかし、平らで広々とした場所で鶏が自由に歩き回っているわけではありません。窓がない『ウインドレス』と呼ばれる鶏舎の中で、1㎡あたり16~17羽の鶏がすし詰めにされていました。どのぐらい密集しているかというと、常に満員電車の中にいるような状態です。鶏たちは生まれてから出荷されるまで、餌を食べるのも、寝るのも、ずっとその状態で過ごすのです」
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