1973年・春の甲子園 「江川卓の60奪三振」を振り返る

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この季節になると思い出す、
もっとも熱かったセンバツ。
日本中が、一人の「怪物」を見つめていた

江川の前に江川なし。江川のあとに江川なし。規格外の怪物は、人生初の甲子園で列島を興奮の渦に巻き込んだ。なぜ、バットに当たらなかったのか。どうやって倒したのか。ライバルたちが語り尽くす。

空前絶後の大記録

 太陽が少しずつ高くなり、暖かい日が増えてきた。もうすぐ、センバツの季節がやってくる。

 ふと甲子園のグラウンドを思い浮かべると、まぶたの上に蘇る「時代のエース」たちがいる。



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