2021年 日本の大問題――次の総理は誰か
政治(国内) | 2021.01.04 |
ガースーはもうおしまい
這い上がり、のし上がり、菅がようやく摑んだ地位と力も、わずか3ヵ月でメッキが剥げた。打開策はあるのか。政権の寿命はいつまでか。そして「次」は――。大規模調査と総力取材で明らかにする。
這い上がり、のし上がり、菅がようやく摑んだ地位と力も、わずか3ヵ月でメッキが剥げた。打開策はあるのか。政権の寿命はいつまでか。そして「次」は――。大規模調査と総力取材で明らかにする。
早くも限界に達した
宰相・菅義偉の内心は手元を見ればわかる。昨年12月のある夜、菅と会食した人物が証言する。
「異様だった。菅さんが終始、箸の入っていた袋をいじり回して、しまいにはビリビリに破いてしまったんです」
菅には人と話しているとき、名刺やメモ用紙といった手元の紙を弄(もてあそ)ぶ癖がある。ストレスが大きければ大きいほど、手遊びは激しくなる。いつものポーカーフェイスを保ってこそいたが、このとき菅の心は箸袋と同様、千々に破れ乱れていた。
「異様だった。菅さんが終始、箸の入っていた袋をいじり回して、しまいにはビリビリに破いてしまったんです」
菅には人と話しているとき、名刺やメモ用紙といった手元の紙を弄(もてあそ)ぶ癖がある。ストレスが大きければ大きいほど、手遊びは激しくなる。いつものポーカーフェイスを保ってこそいたが、このとき菅の心は箸袋と同様、千々に破れ乱れていた。
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