[企業インサイド]トヨタはどこへ行くのか

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豊田章男社長の1月人事に社内騒然

コロナ禍に脱ガソリン車と、相次ぐ荒波に揉まれるトヨタ。舵取りに苦慮する豊田社長が繰り出したのは、秘書や側近を重用する「お友達人事」だった。プロ不在の経営で、世界と伍していけるのか。

井上久男(ジャーナリスト)

「新側近」はマスコミの天敵

 トヨタ自動車の豊田章男社長(64歳)の「股肱(ここう)の臣」が去る。執行役員の友山茂樹氏(62歳)だ。'21年1月1日付人事で執行役員を退任し、エグゼクティブフェロー(上級専門職)に退く。



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