[特別読み物]「本物の大人」沢田研二という生き方

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格好が悪い
自分を受け入れる――
自分は自分でしかない

'67年のデビューから現在に至るまで、どの時代もジュリーはジュリーであり続けた。たとえ見た目が変わっても、そんな自分さえさらけ出す。不器用でも真摯な生き方を貫く、それが真の大人の姿だ。

見る影もないけれど

 でっぷりと肥えた体を揺らし、その体型にはふさわしくない煌びやかな衣装で熱唱する。

 ジュリーこと沢田研二の現在の姿を見れば、往時の姿しか知らない人は誰だって驚くはずだ。今年72歳を迎えた彼は、全盛期の溜め息が出るほどの美しさとはほど遠い。



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