週現『熱討スタジアム』第103回  「日本が元気だった時代の象徴 田中角栄を語ろう」 今週のディープ・ピープル朝賀昭×後藤謙次×山本皓一

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「金権政治の権化」と呼ばれ、逮捕もされた
それでもオヤジのあの笑顔が忘れられない

もうこんな人は二度と出てこないかもしれない。人懐こい笑顔と清濁併せ呑む器の大きさに、誰もが魅了された。昭和を駆け抜けた大政治家の姿が、いま蘇る。

目白にあった「秘境」

朝賀:私は'61年から24年間、秘書としてオヤジの側にいたけれど、いまだに「金権政治の権化」とされるなど、バイアスがかかった偶像が世間に伝えられていることがあまりにも多いと感じます。

山本:僕が角さんの密着取材を始めた'83年当時、田中角栄の写真といえば、ロッキード裁判で裁判所から出てきて、「ヨッ」と手を挙げるものばかりでした。それ以外は、「闇将軍」とか「角影内閣」とか、おどろおどろしい言葉を補う説明的な写真しかない。これでは一面的すぎると思い、僕は「猟師」になって、田中角栄という「獲物」を追おうと決意したんです。

後藤:私が担当記者になったのは、山本さんが密着し始めた後ですね。'84年からで、ロッキード裁判の一審判決直後でした。



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