『大往生したけりゃ医療とかかわるな』を書いた有名医師が、余命半年のがんになった今、考えていること

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同時進行ドキュメント

50万部ベストセラーを
書いた医師に、
今年夏、末期がんが発覚した

医療が発達した今、多くの人は楽には死ねない。周囲がそれを許さないからだ。そんな中「がんは治療しなければ痛まない」と主張してきた医師が、身をもって「自然死」を実証しようとしている。

薬はまったく飲まない

 今年の6月までは、本当になんの異変もなかったのです。ところが、いつものように診療のため勤務先の老人ホームに向かっていると、急に息が苦しくなってきました。途中に坂があるのですが、何度か休憩しないと登れないようになってしまった。



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