残り10年を間違えない[第3部]兄弟姉妹・肉親との縁の切り方

[ptitle]
肉親の介護、寺と墓の承継、そして相続と死後手続き
最後の最後で揉めるなら、こっちのほうが幸せ

「義理の親」が落とし穴

 広島県に住む大谷圭子さん(62歳・仮名)は、90歳になる夫の母親の介護に頭を痛めている。隣の市で一人暮らしをしているのだが、家から動こうとしない。自力で身支度が困難になってもヘルパーは呼ばず、食事もろくに取らない。週に2~3回、大谷さんは車を飛ばして身の回りの世話や掃除をしている。



会員の方は