週現『熱討スタジアム』第377回 加藤剛の映画『砂の器』を語ろう 今週のディープ・ピープル 島田陽子×樋口尚文×大角正

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豪華キャストと荘重な音楽、
秀逸な脚本で原作を超えた
日本映画の金字塔

加藤剛、丹波哲郎、森田健作、島田陽子、渥美清、笠智衆、緒形拳、加藤嘉――。かつて、日本を代表するスターが集結した傑作があった。その舞台裏を明かそう。

一度は頓挫した映像化

樋口:映画『砂の器』('74年)の公開から46年が経ちました。当時、私は小学生でしたが、松本清張ファンで、原作の長編小説をすでに読んでいました。公開直後に見てみると、原作を読んだときのイメージと全く違っていて驚いたのを覚えています。



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