昭和のとんでもない大金持ち その素顔

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長者番付から見えてくる

ソニー・盛田昭夫、ブリヂストン・石橋正二郎、
生け花・勅使河原蒼風、大正製薬・上原正吉

大会社の創業家に不動産王……'70年代に数多くの億万長者が誕生した。彼らはいかにして富を築き、そのカネを何に使ったのか。大富豪たちの知られざる生活ぶりから、いまを生きるヒントを探った。

中曽根もカラヤンも来る

「父は社長に就いた1971年以降、自家用ジェット機『ファルコン』を使い、無駄な時間を限界までそぎ落として、海外への移動にあてていました。家に帰れば、世界の経営者や各界の著名人を招いてホームパーティを開き、人との交流を大切にする。そんな生活を送っていました」

 こう語るのはソニー創業者、盛田昭夫氏(1921~1999年)の長女・直子さん(63歳)だ。



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