人生後半戦を間違えない[第2部]実録体験談

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その1
ひとこと残してくれればよかったのに
財産を隠したまま
死んでいった夫へ

泣き寝入りしかない

「夫が亡くなってこんなことになるなんて……」

 本誌の取材に、ため息交じりに答えるのは都内在住の飯田紀子さん(68歳・仮名)だ。飯田さんは3年前、肺がんで最愛の夫を喪った。悲しみに暮れる間もなく、遺品の整理をしていると、書斎の机の中から、見知らぬ土地の権利証が出てきた。



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