週現『熱討スタジアム』第374回 1974年の映画『華麗なる一族』を語ろう 今週のディープ・ピープル 目黒祐樹×後藤俊夫×岡田秀則

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佐分利信の重厚感、
田宮二郎の怪演、
京マチ子の妖艶

鬼才・山本薩夫監督と豪華なキャスト陣は、人間の野望と愛憎が蠢く上流社会を見事なまでに表現した。衝撃的な傑作が誕生した、その舞台裏を明かそう。

原点にして頂点

後藤:目黒さん、お久しぶりです。1974年に私が山本薩夫監督の下で助監督を務めた映画『華麗なる一族』でご一緒して以来ですから、もう46年も経つのですね。

目黒:当時の私は26歳で、役者としてはまだ駆け出しの若造。本格的な作品はほとんど経験がなく、とにかく緊張のしっぱなしでした。



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