感動スクープ「弟・志村けんはあれでよかったんだと思う」

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「もし回復しても、みんなが知る『志村けん』には戻れないだろう。仕事ができないのは、弟にとって何より辛いことだった。あのまま逝って、あいつは幸せだった――」

あれから150日経って、いま
兄・知之さんが初めて明かす

突然の別れは、辛くて、哀しくて、やりきれないものだ。しかし、不幸しかないかと言えば、そうではない。笑いに人生を捧げた志村けん。その長兄は、最愛の弟の死を受け止め、前を向いていた。

仏壇では母と並んで

「新型コロナで死に別れるというのは、たいへん悲しいことでした。(感染の可能性があるため)最後のお別れができなかったし、火葬場でお骨も取れなかったから。それにしても、なんで弟が先に逝かなければならなかったのか……。悔しい限りです。

 最近になってやっと、やっさん(志村けんの本名は康徳(やすのり))の死を受け入れられるようになりました。でも、いまでも不意に、『よう、兄貴』と東村山に帰ってくるような気がするんです」



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