東京都で勤務、開業している医師が加入する「東京保険医協会」という会員制団体をご存じだろうか。6月25日に、この団体が公表したデータが、医療業界を震撼（しんかん）させている。

　同協会は6月中旬、都内にある930ヵ所の医療機関に対し、新型コロナウイルスによる影響を調査した。すると、前年に比べて「外来患者が減少した」と回答したのが、全体の実に約90％に上ったのだ。そのうち約27％は「外来患者が5割以上減った」という。