乗務員室から見たJR
社会 | 2020.06.20 |
安全安心に電車を動かすのは、こんなに大変です
乗っ取られたら、ドアが途中で開いたら、
客同士がケンカを始めたら、
痴漢を捕まえたら……想定外は許されない、
徹底した非常時対応マニュアル
世界に誇る、日本の電車の正確性。定刻通りに電車がくるのを当たり前だと思ってはいないだろうか。それは、懸命に働く運転士や車掌、駅員たちのおかげだ。その舞台裏の勇姿を覗いてみよう。
乗っ取られたら、ドアが途中で開いたら、
客同士がケンカを始めたら、
痴漢を捕まえたら……想定外は許されない、
徹底した非常時対応マニュアル
世界に誇る、日本の電車の正確性。定刻通りに電車がくるのを当たり前だと思ってはいないだろうか。それは、懸命に働く運転士や車掌、駅員たちのおかげだ。その舞台裏の勇姿を覗いてみよう。
ゼロに近い確率に備える
「車掌になる前は、鉄道会社の人々は寡黙に働いているイメージがありましたが、実際はまったく逆でした。日々何かしらのトラブルが起こり、運転士や車掌、駅員が総出で解決しています。その羅針盤となっているのが、マニュアルです」
こう語るのは、元JR東日本車掌で『乗務員室からみたJR』(ユサブル)の著者・関大地氏(36歳)だ。関氏は約11年間、JR高崎線などで働いた。
こう語るのは、元JR東日本車掌で『乗務員室からみたJR』(ユサブル)の著者・関大地氏(36歳)だ。関氏は約11年間、JR高崎線などで働いた。
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