いつかこんな日が自分にも来ると思っていた頃

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シリーズ
いまだから話せる

街に流れる歌を聴きながら、
予感と不安に
とらわれていた青春の日々。
いま振り返ってみれば……

ペドロ&カプリシャス『五番街のマリーへ』/早川義夫『サルビアの花』
浜田省吾『もうひとつの土曜日』/中島みゆき『ホームにて』/アリス『ジョニーの子守唄』/髙橋真梨子『for you…』

初めてあの歌を耳にしたとき、心がざわめいた。胸に刺さるメロディと歌詞が、やがて訪れる僕らの未来を予言している。そう直感したからだ。時が流れたいまこそ、あの歌の本当の意味が心に沁みる。

大事な何かを置き忘れた

「浜田省吾の『もうひとつの土曜日』('85年)を聴いたとき、いつか自分にもこんな日が来るんじゃないか。そんな予感がしたんです。僕にもこんな恋愛ができるだろうか、そう思わせてくれた歌でした。



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