1985年の大洋ホエールズ 速すぎる男たちの残影

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シリーズ
あの日、あの時

1番・高木豊 2番・加藤博一 3番・屋鋪要
3人合わせて148盗塁

「何が何でも盗塁しろ」。監督からそう厳命された3人の選手たちは、来る日も来る日も死にもの狂いで塁間を駆け抜けた。三者三様の個性でファンから愛され、球史に名を刻んだ俊足トリオの誕生秘話。

みんなワクワクした

 昨シーズン、セ・リーグのチーム盗塁数1位は阪神の100。パ・リーグは西武の134。これは一軍で試合に出場した全選手の合計だが、かつて1、2、3番の3人だけでこれを上回る数の盗塁を決めた男たちがいた。



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