独占スクープ 兄(加藤智大被告)は人殺し、その家族として生きていくことは苦痛そのものだった 「秋葉原通り魔連続殺傷事件」そして犯人の弟は自殺した

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兄は人殺し、その家族として生きていくことは苦痛そのものだった……

「兄が母のコピーなら、僕はコピー2号。でも、僕は兄と同じことはしない」―。弟は悲痛な叫びを残して、みずから死を選んだ。大事件のあと、加害者家族を待っていたのは、拷問に近い日々だった。

齋藤 剛(本誌記者)

生きる理由がない

「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。



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