[インサイドレポート]自動車の時代は終わるのか
経済 | 2020.01.31 |
トヨタ一人勝ちの裏で、業界は7万人の大リストラ
経済と産業の心臓部だった自動車産業が、大転換を迎えている。自動運転や電気自動車の世界では、クルマの概念が変わるからだ。確かにトヨタは増収増益だが、それだけでは持ちこたえられない。
井上久男(ジャーナリスト)
経済と産業の心臓部だった自動車産業が、大転換を迎えている。自動運転や電気自動車の世界では、クルマの概念が変わるからだ。確かにトヨタは増収増益だが、それだけでは持ちこたえられない。
井上久男(ジャーナリスト)
章男ジュニアの出向先
トヨタ自動車の豊田章男社長の長男・大輔氏が、いま「帝王学」を学ぶのは、トヨタの本社でも、あるいは工場でもない。
東京・日本橋の一等地にそびえ立つ「日本橋室町三井タワー」16~20階の5フロア。合計2万1500㎡に及ぶオフィスのなかは、フロアを1周する約200mの模擬道路が設けられ、一人乗りの電動モビリティ「セグウェイ」に乗った社員が移動している。社員食堂では世界各地の料理が食べられ、和室の会議室には掘りごたつまである。その自由な雰囲気は、シリコンバレーの新興企業そのものだ。
東京・日本橋の一等地にそびえ立つ「日本橋室町三井タワー」16~20階の5フロア。合計2万1500㎡に及ぶオフィスのなかは、フロアを1周する約200mの模擬道路が設けられ、一人乗りの電動モビリティ「セグウェイ」に乗った社員が移動している。社員食堂では世界各地の料理が食べられ、和室の会議室には掘りごたつまである。その自由な雰囲気は、シリコンバレーの新興企業そのものだ。
会員の方は