週現『熱討スタジアム』第350回 小泉今日子『木枯しに抱かれて』を語ろう 今週のディープ・ピープル 井上鑑×田村充義×助川幸逸郎

[ptitle]
♪せつない片想い
あなたは気づかない

「アイドルはやめられない♪」と、飛び跳ねていた彼女とはまったく別の姿。せつない旋律に乗せて、片想いの恋をしっとりと歌うキョンキョンも最高だった。

印象がガラリと変わった

助川:寒くなってくると思い出します。私が大学に入学した'86年の暮れ、たまたま観ていた歌番組で、小泉今日子さんが歌う『木枯しに抱かれて』を初めて聴きました。それまでは、『渚のはいから人魚』('84年)や『なんてったってアイドル』('85年)のように、元気いっぱいではっちゃけた曲を歌うイメージが強かった小泉さんが、スローで切ないバラードを、しっとりと大人っぽく歌い上げているんですから、驚きましたよ。



会員の方は