人生100年時代の教科書 [第1部 健康で長生きするために] 病気は治っても「歩けなくなる」「食べられなくなる」生活習慣病の薬

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年末年始合併号
巻頭大特集

――知らない不幸、知ってる安心

アメリカ発の最新研究より

降圧剤のアジルバ、
糖尿病薬のアクトス、
脂質異常のクレストール ほか
確かによく効くけれど、
失うものは想像以上に大きい

死ぬ間際まで、幸せに過ごしたい。その思いは、みな同じはずなのに、薬やサプリの飲み方が、ちょっと違うだけで歯車が狂い始める。医学の常識は、日々変わる。最新の知識を知っていれば恐いものはない。

病気が治っても不幸せ

「今回発表した最新の研究で、どのような薬を飲んでいる人が、どれくらい大腿骨頸部を骨折する危険性があるかを調べたところ、『歩けなくなる』リスクを高める薬の組み合わせが明らかになりました。そのなかには、高齢者が日常的に飲む、生活習慣病の薬も多く含まれていたのです」



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