「歳時記」の世界をゆったり味わう 第2回「月」のことば

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立待月、臥待月、二十三夜、月白……知れば人生が豊かになる

~秋の夜空を眺めて一句~

普段何気なく見ている月に、多くの呼び名があるのをご存じだろうか。昔の人々は月を眺めては、誰かを思い、自らの人生と重ね合わせていた。これを知るだけで、明日から空を見上げたくなる。

一日ごとの名前がある

「月は刻々と姿を変え、移ろいます。欠けては満ち、また欠けてと、循環していく。この不思議な循環が、日本人が育んできた無常観と相性がいいのだと思います。



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