東京土地物語 第13回 若きエリートが集まる清澄白河の現在
経済 | 2019.09.13 |
欲望と記憶が刻まれて
材木と倉庫の町が大人気エリアに
駅名は耳にしても、一回も行ったことがないという人も多いかもしれない。都心にアクセス至近かつ、アートやコーヒーなど「おしゃれな雰囲気」が、近ごろの若者の心をつかんでいるのだという。
平井康章(ノンフィクションライター)
材木と倉庫の町が大人気エリアに
駅名は耳にしても、一回も行ったことがないという人も多いかもしれない。都心にアクセス至近かつ、アートやコーヒーなど「おしゃれな雰囲気」が、近ごろの若者の心をつかんでいるのだという。
平井康章(ノンフィクションライター)
「意識高い人」が住む街
「清澄白河(きよすみしらかわ)」と聞いて、その場所をすぐに思い浮かべられる人は、東京でも少ないだろう。
この街は戦前に「深川区」とされていた江東区北西部に位置し、その呼び名は'00年に都営大江戸線の駅が開業する際、近隣の「清澄」と「白河」というふたつの町名をつなげて生まれたものだ。
この街は戦前に「深川区」とされていた江東区北西部に位置し、その呼び名は'00年に都営大江戸線の駅が開業する際、近隣の「清澄」と「白河」というふたつの町名をつなげて生まれたものだ。
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