大事な遺産を親戚に横取りされない遺言書の「書き方」「書かせ方」

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7月1日から相続は「早いもん勝ち」に変わっていた
第3弾

他の親戚に先に手続きをされれば、家も預金も奪われる。法改正によって相続の「抜け穴」が生まれた今、遺言書の重要性はさらに高まった。親子で協力し、遺産を確実にもらう遺言書を完成させよう。

通帳のコピーを添付する

「不動産業者から『あなたの家の所有権の2分の1を取得しました』という連絡が来たのは、8月上旬のことです。何が起きているのかと、頭が真っ白になりました」

 こう語るのは、埼玉県在住の佐藤太氏(62歳・仮名)だ。佐藤氏は本誌が報じてきた「早いもん勝ち」相続の被害にあったのだという。



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