病院はこんなに怖いところ[第5弾] 病院で死ぬのはこんなに不幸

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大人気特集Ⅰ
悔いのない最後の日々を送るためにできること

7割の人が自宅で死にたいと思っているのに、8割の人が病院で死ぬ。そして、その選択はあなたと家族に災いと大きな後悔をもたらす。

あなたが突然意識を失ったとき、あるいはあなたの家族が倒れたとき、救急車を呼んで、病院で治療を受けるのは最善の選択なのか。治る見込みがあればいい。しかし、もしそうでなければ……。病院で死ぬことの現実を、いま一度直視してみよう。

【1】
「心臓電気ショック」は死ぬより痛い
――声に出せない痛みをどう考えるか

あばらが折れた苦痛で……

 ある冬の寒い朝。山形県に住む主婦・東由美子さん(仮名、53歳)の義父(82歳)が心筋梗塞で倒れた。突然のことに驚き、慌てて救急車を呼ぶ。7分後に救急車が到着した時には、心臓は停止していた。「心臓マッサージを施しますか?」と問われ、東さんは頷いた。



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