転んで死ぬことになった60代以上の人たち

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60過ぎたら転んではいけない、
そのことがよくわかる大特集

平穏な日常が一瞬にして奪われ、みるみる衰弱。最期には無残な姿で死んでいく。転倒にはそんな恐ろしいリスクが潜んでいる。なぜ高齢者ほど転びやすく、そして最悪の結末を迎えてしまうのだろう。

【Ⅰ】
あっという間に歩けなくなり、食べられなくなり、
衰弱死していった実例多数

厚さ3㎝の座布団で

「あれは自宅の居間で一緒にテレビを観ていたときでした。夕食を済ませゆっくりしているタイミングで、主人がトイレに立ち上がった。次の瞬間、自分の座っていた座布団に躓(つまず)いて転んだんです。

 座布団はもう何年も居間に敷きっぱなしで、すっかり潰れていた。厚さは3㎝もありませんでした。普通に考えれば、躓くような高さではないんです。



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