薬で治さない「生活習慣病治療」

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必読

慈恵医大・横山啓太郎教授

高血圧、糖尿病 ほか
人生100年時代の新しい治療法

生活習慣病の薬を飲み始めたら、死ぬまで飲み続けなくてはならないと思っている人に吉報だ。新しい考え方で高血圧や高血糖に抗(あらが)う道を模索する医師がいる。この道の第一人者に秘訣を聞いた。

薬で寿命は延びない

「かつては、高血圧の患者には、とりあえず降圧剤を出すような『ふつう』の治療をしていました。たしかに薬を飲めば、血圧は一気に10〜20㎜Hgほど下がります。ですが、数値だけを下げても、根本的な解決にはならないと気づいたのです」

 こう話すのは、東京慈恵会医科大学教授で、同大病院晴海トリトンクリニック所長を務める横山啓太郎氏だ。



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