ジム・ロジャーズ 世界から見たニッポン経済の未来

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世界一の投資家
これが現実、日本人はなぜ直視しないのか

私が日本に住む10歳の子どもなら、一刻も早く逃げ出す/東京オリンピックで日本の衰退は加速する/日本の株をすべて手放した理由 ほか

日本経済の崩壊は、いよいよ目と鼻の先に迫っている――。この度、『日本への警告』(講談社+α新書)を緊急出版した世界的投資家が、いまだかつてない危機の全容を詳細に語り尽くした。

三つの危機的状況

 もし私がいま10歳の日本人ならば、自分自身にAK-47(ロシアの自動小銃)を購入するか、もしくは、この国を去ることを選ぶ――。

 現在の日本経済の惨状を目の当たりにして、私はこの意をますます強くしています。借金は雪だるま式に増え続け、高齢化はとどまるところを知らず、政治も問題を先送りするばかりで、打つ手を見いだせない。



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