なりもの ヤフー・井上雅博伝 第15回 若い才能の伸ばし方/森 功
社会 | 2019.07.22 |
大型連載
祖師谷団地が生んだインターネットの天才
黎明期のヤフーには多様な人材が集った。一癖も二癖もある若者ばかりだったが、井上は彼らがダイヤの原石だと見抜く。井上はそんな若者を前に「俺はヤフーを一万人の会社にしたい」と夢を語った。
森 功(ノンフィクション作家)
祖師谷団地が生んだインターネットの天才
黎明期のヤフーには多様な人材が集った。一癖も二癖もある若者ばかりだったが、井上は彼らがダイヤの原石だと見抜く。井上はそんな若者を前に「俺はヤフーを一万人の会社にしたい」と夢を語った。
森 功(ノンフィクション作家)
前回まで/世田谷の団地で生まれた、事実上のヤフー・ジャパン創業社長の井上雅博。井上はコストを絞りつつも、投じるべき分野にはとことんカネをつぎこみ、様々なインターネットサービスを作り上げていった。
フリーターからの転身
先週号で紹介した滝山ヨーコ(仮名)は、ヤフー・ジャパン設立三年目の一九九八年に入社した。まだ四年制大学の新卒を募集していなかった中、彼女は上智大学文学部を卒業してすぐに入社した。入社後は、サイトを見つけてヤフーページに登録する一〇人ほどのサーファーチームに所属する傍ら、ラジオのパーソナリティとして活躍し、その世界で人気が出る。
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