妻の目を盗んでテレビかよ 第446回 家の模様替えが止まらなくて

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文 福田雄一 構成作家
 ただ今、舞台の稽古の真っ最中だ。舞台稽古ってものは基本的に午後の1時に始まって夜の7時くらいに終わる。だから映画とかドラマとかの撮影に比べたら身体的には随分楽なはずなのだが、今現在困った事が発生している。突如、妻が家の模様替えに乗り出したのだ。僕は稽古が終わって帰宅して家族との時間を過ごし、台本の見直しなどをするのだが、夜も模様替えを手伝わされる。そして妻が寝静まってから再び台本の作業にとりかかる。だから寝るのは2時過ぎになる。ところがっっ!! 妻は凝り性のため、やり始めると止まらない。朝の5時から6時くらいに目を醒まし、ごそごそと作業を始めるのだ。模様替えには僕の部屋も対象に含まれているため、寝ている僕の部屋にも入って来る。寝てられるかーーいっっ!! ちゅー話や、これ!! しまいには「これ運ぶの手伝ってよ」って言ってくるからね。



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