ドキュメント警察捜査 覚醒剤密輸入 組対5課が若手経産キャリアを逮捕するまで

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第4弾

端緒は一通の国際郵便だった

4月中旬のある日、米・ロサンゼルスから成田空港に一通の国際郵便が届いた。中には約500回分という大量の覚醒剤。すぐさま追尾を始めたのは、警視庁が誇る対薬物犯罪のエキスパートたちだった。

精鋭たちが動き出した

 東京・江東区の東京メトロ「南砂町駅」から徒歩10分ほどの距離にある、日本郵便の東京国際郵便局。この建物の2階に東京税関の出張所があり、国際郵便の通関業務を行っている。4月16日、この国際郵便局の『EMS(国際スピード郵便)・小包郵便課検査場』で、検査作業中の若手税関職員が、一通の不審な郵便物を発見した。



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