新しい法律の使い方、得する相続の抜け道 もらえるものは全部もらおう

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巻頭大特集
人生100年時代、いくらカネがあっても足りない

格好つけてる場合じゃない

親の財産はもちろん、兄弟姉妹、
遠い親戚のおカネももらえる。
その考え方とやり方

余裕をもって貯金していたつもりでも、快適な老後の生活を送ろうとすれば、どうしてもおカネがかかる。自分と大切な家族が幸せに暮らしていくために、「もらい損」をなくすテクニックを教えよう。

【1】
法律が変わった!
せっかくの権利
使わなければ意味がない

理不尽な遺言書にも対抗できる

 身内が亡くなったのに、おカネを寄越せと自分から要求するなんて、はしたない。そう考える人は多い。

 しかし、甘いことは言っていられない。60歳以上の夫婦の家計は、平均で月約6.1万円の赤字だ(総務省「家計調査年報」)。65歳で退職し、夫婦で月約20万円の年金をもらったとしても、100歳まで生きれば、生活費だけで2500万円以上不足する。そこにリフォーム費用(平均約626万円)に葬儀費用(平均約195万円)と支出も積み重なっていく。



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