「さよなら平成」特別対談 平成の天皇 あなたが知らないこと
| 社会 | 2019.04.16 |
白井聡（政治学者）
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伊藤智永（毎日新聞編集委員兼論説委員）
「いい人」「心優しい人」、そう思っていませんか
多くの日本人の認識と理解を覆す「天皇論」
平成の終わりまであとわずかだ。幕引きは、天皇自身が決断しなければありえなかった。「生前退位」で天皇が伝えたかったこととは？「行動する天皇」は、異様なまでの気迫で、熟慮を重ねていた。
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伊藤智永（毎日新聞編集委員兼論説委員）
「いい人」「心優しい人」、そう思っていませんか
多くの日本人の認識と理解を覆す「天皇論」
平成の終わりまであとわずかだ。幕引きは、天皇自身が決断しなければありえなかった。「生前退位」で天皇が伝えたかったこととは？「行動する天皇」は、異様なまでの気迫で、熟慮を重ねていた。
聖なるものと俗なるもの
伊藤：平成も残すところわずかとなり、「令和」の時代がやってきます。
4月1日、菅義偉官房長官が新元号を発表したとき、私がまっさきに思い浮かべたのは「巧言令色鮮（すくな）し仁」という言葉でした。あまりに安倍政治そのままで、「なんでまたこの漢字を」と驚いたんです。令色の令はいい意味ではなく、「心にもなく顔つきを和らげ、こびへつらう様子」ですから。
4月1日、菅義偉官房長官が新元号を発表したとき、私がまっさきに思い浮かべたのは「巧言令色鮮（すくな）し仁」という言葉でした。あまりに安倍政治そのままで、「なんでまたこの漢字を」と驚いたんです。令色の令はいい意味ではなく、「心にもなく顔つきを和らげ、こびへつらう様子」ですから。
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