続・性の思想史を紐解く 『性愛を巡る科学と道徳』その実践(クレカ専用)

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大反響 第2弾

敗戦後、焼け跡のなかで産声を上げた性文化誌『あまとりあ』。真摯に性愛を見つめた研究を紹介した本誌前号は、大きな反響を呼んだ。日本人はどのように性を考えてきたのか。再び振り返る。

【1】
仕組みを学ぶ
臨床的に観た内性器の分析

女体が違えば性器も違う

 平成が終わろうとしている現在においても、性愛について語ることは、タブー視されている。そんな抑圧が今よりももっと激しかった戦後まもなくの時代、1951年から5年間だけ出版された幻の性風俗誌があった。それが、在野の偉大なる性科学者、高橋鐵(てつ)氏が編集主幹を務めた『あまとりあ』である。



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