老親とあなたが知っておきたい[得する・損する]認知症の手続き

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大反響第3弾
あらゆる契約を制限されてしまう前に

役所・銀行・郵便局・不動産屋・病院・公証役場 ほか

遺言書が規定するのは、死後の話だけだ。認知症になってから亡くなるまでの期間は、まったく別の手続きが必要なのである。事前にやるかやらないかで、あなたや老親の晩年は違うものになる。

父の遺産分割ができない

「こんなことになるとは、想像もしませんでした」

 横浜市在住の井田弘氏(仮名・71歳)は、頭を抱えている。

 井田氏の父が実家で亡くなったのは昨年10月のこと。91歳になる母は認知症になり、いまも自宅近くの特別養護老人ホームで暮らしている。井田氏には静岡県に暮らす弟がひとりいる。



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