[巻頭大特集]60過ぎてからの選択は、失敗すると取り返しがつかない「自宅を売って老後の資金に」は大間違い

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人生後半は家を売って
夫婦で小さなマンションに、
老人ホームに、子どもと同居
それが不幸の始まり

一生に一度の大きな買い物が、「持ち家リスク」とまで言われる時代になった。だが、はたしてそうだろうか。長年住んだ家を手放すことは、さまざまな面でより深刻な老後不安を生み出す原因になりうる。

【1】
一軒家を売ってマンションへ
毎月出ていく修繕積立金、管理費、駐車場代
予想外の出費がこんなに

維持費が計900万円超

 結婚して子どもを育て、手狭になった賃貸マンションを離れ、夢の庭付き一戸建てを買う――。住宅ローン完済を迎える、または迎えたリタイア世代にとって、マイホームとはまさに「人生すごろく」の上がりの象徴だ。



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