夫の死後まで考えて準備した 樹木希林らしい「死後の手続き」

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これは学べる、使える

遺される夫も近いうちに逝く。
遺言書をいつ書くか、
自宅の名義をどうするか、
内田家の墓を誰に託すか。
相続の手続きもキッチリ済ませて
あの世に旅立った希林さんに学ぶ

「死後の手続き」に関しては、彼女の右に出る者はいない。遺言書から二次相続、相続税圧縮の特例に、生前贈与まで、あらゆる対策を講じていたからだ。生き方上手なあの人は、死に方上手でもあった。

2ヵ月で名義変更が終了

「母は病気があって、死というものが目に見えていたので、相続にかぎらず、いろいろなことを一つ一つ整理しようとしていたのは確かですね」

 本誌記者にこう語るのは、樹木希林さん(享年75)の長女・内田也哉子(43歳)である。



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