パナソニック津賀一宏社長には何が見えているのか

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27万社員に大激震
「いまのままでは10年も持たない」

就任以来徹底して構造改革を進めてきた8代目社長は、創業100年の節目に大きな決断をする。物を作らぬメーカーになる――。一体何をするのか、社長の頭の中にしかないビジョンとは何か。

「危機感は200%」

 2月12日の朝9時、パナソニック汐留ビルでは、いつものように朝礼が行われていた。たかが朝礼、と思うかもしれないが、昨年創業100年を迎えたパナソニック社員には重要な儀式だ。創業者・松下幸之助のDNAを、自分たちが受け継いでいるか確認する、大切な時間である。



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