創業者・盛田昭夫の作った「ソニー神社」が現経営陣に取り壊されるまで

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バチが当たる……

社員の幸せと鎮魂を願って

盛田氏は、この神社の存在を社員には明かしていなかった。200年にわたって会社と社員を護ってほしい――その想いだけがあったからだ。しかし盛田氏の死後、遺志は受け継がれたのだろうか。

社員も知らなかった神社

 遡ること四半世紀前、'92年10月19日午後6時30分のこと。品川・御殿山のソニー本社(当時)敷地内の一角に、10人ほどの男たちが集まり、社員は誰も知らない神事が極秘裏に行われていた。怨霊を封じ込める儀式だ。



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