週現『熱討スタジアム』第313回 大杉漣を語ろう 今週のディープ・ピープル 津田寛治×吉田多喜男×篠崎誠
芸能 | 2019.01.13 |
ヤクザを演じても、
刑事を演じても、
男の哀しみが溢れてくる
稀有な役者だった。ただじっとたたずんでいるだけで、悲哀がにじみ出て、物語にぐっと奥行きが生まれた。いまだに、画面の中にあなたの姿を探してしまう。
刑事を演じても、
男の哀しみが溢れてくる
稀有な役者だった。ただじっとたたずんでいるだけで、悲哀がにじみ出て、物語にぐっと奥行きが生まれた。いまだに、画面の中にあなたの姿を探してしまう。
「大杉! 何でなんだ」
篠崎:大杉蓮さんがお亡くなりになってまもなく1年が経ちますが、いまだに実感がわきません。大杉さんが制作・主演した映画『教誨師』に私の立教大学での教え子たちがインターンとして関わっていました。当時、完成したばかりの同作を見て、「『大杉さんに出てください』と言える自分の企画を早く考えなくては」と思っていた矢先に訃報に接して、思わず呆然としました。
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