「三菱」を消そうとした男 その悲劇

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巨大財閥グループの知られざる内幕

そして表舞台から一人の男が退場した

「健康上の理由」から、わずか1年で頭取の座を降りた小山田隆氏。まさかの辞任劇から1年半、三菱はガバナンスどころか行名まで様変わりした。ただし、この男の犠牲なくして改革はなかっただろう。

三菱の「プリンス」がなぜ

「心労がたたった小山田さんは、頭取を退任してすぐに入院生活に入りました。三菱では2016年12月に元常務が自殺していますから、心配する声は大きかった。

 あれから1年半が経った今では、友人と酒席を共にするほどに健康状態も回復したそうです。ウォーキングが日課で、マラソンにも挑戦すると周囲には話しているとか。小山田さんは東大合気道部主将を務めたスポーツマンですから、もともと肉体的にはタフな人です」



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