医療大特集 本当のことが知りたい 薬と手術の後遺症、こんなに

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飲んでみて、やってみて分かった

確かに病気は治ったかもしれない。だが、治療前はなんともなかったのに身体が動かない、記憶力も低下した。何のための薬、手術だったのか。こうなると知っていたら、違う選択もあったのに――。

死ぬまで車イス生活に

「2年前、大学病院で検査を受け、胃がんのステージⅢと診断されました。胃の上部のがんだったため、胃を全摘し、食道と腸をつなげる再建手術を受けました。

 退院後、自宅で妻と食事をしていたら、急に動悸や手の震えがしたんです。次第に冷や汗も止まらなくなった。時間が経っても全く収まらず、だんだんと視界が狭まってきたので、救急車を呼ぼうと妻が電話を掛けている途中、意識を失って倒れてしまったのです」



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