トッカイ――バブルの「しんがり」たち 第16回「京都の怪商」との法廷闘争
社会 | 2018.09.06 |
次号、いよいよ最終回!
話題沸騰のヒューマン・ノンフィクション連載
海外に逃げていたカネのミッシングリンクが一部、繋がった――。米国通貨監督庁からレポートを入手できたことで、資金を押さえられるのか? 世界を股にかけた追跡は、大団円を迎えるはずだった。
清武英利(ノンフィクション作家)
話題沸騰のヒューマン・ノンフィクション連載
海外に逃げていたカネのミッシングリンクが一部、繋がった――。米国通貨監督庁からレポートを入手できたことで、資金を押さえられるのか? 世界を股にかけた追跡は、大団円を迎えるはずだった。
清武英利(ノンフィクション作家)
前回まで/住専から借りた186億円を返さず、「整理回収機構」特別回収部(トッカイ)からの取り立てを受けている西山正彦は、カネを海外に逃がしていた。トッカイは、資金の動きを示すOCCレポートの入手に成功した。
急先鋒となった弁護士
はげしい訴訟になった。二人の担当が過労やストレスで倒れた。いずれも訴えた側の整理回収機構の弁護士である。そうした厳しい法廷になることは、初めからわかっていたことではあった。
「勝つか負けるかは、わかりません。しかし、やるしかありません」
「勝つか負けるかは、わかりません。しかし、やるしかありません」
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