稼いだカネは全部寄付 家も車も持たない寺田倉庫社長の人生

[ptitle]
「何も持たない」
異形の経営者に学ぶ

6社もの経営に携わってきた「プロ社長」は、アート界のパトロンとして知られる。メディアから距離をおき、「大金持ちになる気持ちもない」というこの人物は、不要なものを持たない"断捨離"人生を歩む。

わずか7年で会社が激変

 東京・天王洲アイルの風景が一変している。散歩道のある運河には水上ラウンジを併設するレストランも整備され、街中はアート作品がずらりと並ぶ。茫漠とした倉庫街は、洒落たアートの街へ変貌を遂げた。再開発を主導したのは、「寺田倉庫」という倉庫会社だ。



会員の方は