[特別企画]有名人 私はこうして病気を治した

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奇跡は意外と起きる

余命3ヵ月の「肺がん」
胃全摘の「胃がん」
一時、心肺停止の「心筋梗塞」
肝臓にも転移の「大腸がん」
30万人に1人の「悪性黒色腫」
ステージⅣの「胆管がん」

ある日突然、死の淵に立たされたにもかかわらず、彼らは「奇跡」を起こした。なぜ真っ向から立ち向かえたのか。その理由を訊いた。

腹膜播種
元ヤクルト投手・安田猛
スキルス性で余命1年
野球があるから闘えた

「'17年1月から、故郷の小倉高校で野球部のコーチを始めたんです。2月頃、持病である糖尿病の治療のために地元の病院に行った際、ついでに触診とエコー検査をした。すると医師から『すぐに大きな病院に行け』と言われ、九州労災病院に行きました。そうして3月に、胃カメラの検査をしたら『腹膜播種(はしゅ)で、胃にスキルス性のがんがあります。ステージⅣです。余命は12〜13ヵ月でしょう』と診断された。痛みも、自覚症状も何もないので、ただただ驚きました。『あと1年か……』と呆然としましたね」



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